column 健康コラム

2023.06.28 | 健康コラム

公共の場で働く、目、耳、鼻のセンサー

自宅近くに幼稚園がある。
コロナ禍前のある日、その園庭を通り掛かった。
ウサギやモルモットそしてポニーといった、愛らしい動物と園児たちのふれあいイベントが開かれていました。
とても良い催しだなぁと思い、その様子を画像に収め、家族への土産話にしようとスマホを構えた。
すると、すぐさま園のスタッフがやって来て、
「園児のご家族ですか?」「お孫さんを撮っていらっしゃるのですか??」と声を掛けられた。
お孫さん・・・。私には孫はいません。
私もおじいさんと思しき年恰好になったのかと、ちょっとガッカリしてしまった。(苦笑)

今年に入ってようやくセンバツ高校野球が開催された。
プレー中の選手たちはもちろんのこと、アルプススタンドの同校応援団たちからも躍動感が伝わって来た。
チアリーダーの女子高生がテレビのインタビューに答えていた。
「顧問の先生が盗撮を防ぐために特別なスパッツを考えてくれたんですぅ。」

コロナから解放されつつある。
そして本格的な暑い季節を迎えます。
子どもたちは近くのプールや人工池などで水遊びに夢中になる。
むかしは幼少の子どもが溺れて痛ましい事故が起きないように、大人たちは目を離さず見守るのが普通だった。
もちろん今もそうです。
けどもう一つ、保護者は見守りと共に「見張り」の役目も負うご時世になったのです。
何故って、怪しい奴は『盗撮 ➡ 接近 ➡ 接触 ➡ 連れ去り』にエスカレートし兼ねないからです。
そんなあれこれを思い巡らしていたら、上述したふれあいイベントでの1コマを思い出した。
私に対する在り来りの声掛けは、実は犯罪防止の策だったのかも知れない・・・。
もしかしたら私が盗撮者と疑われたのでは!?
自分勝手ながら、「心外だなぁ~。」と自問自答してしまいました。
公共の場では人の目と耳、そして鼻のセンサーが働いています。

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