2023.08.02 | 健康コラム
自分のからだのことは自分が一番知っている、なんて嘘?
集団を構成する者たちが約束ごとをキッチリ守って行動する。
行き着く先は同じ目標のためです。
しっかりとした話し合いがないとなかなか実現できません。
意思疎通に伴った共通認識と、目的達成へのベクトルの方向付け。
果たしてそれがリモート会議で実現できるでしょうか?
目付きを皮切りに、ちょっとした表情の変化やしぐさをリアルに感じ取らなければ難しいかも知れません。
やっぱりお互いが同じ空間に居るのが良い。
スポーツでも何でも、各人にプライドが芽生えてくれば尚更のことです。
集団の一員ならば、全体の方針に従うために理解,納得し、更に共感、行動に至るまで、自負心みたいなものが邪魔する。
いくらボキャブラリーが豊富で話術に長けていても、言葉だけでは通じ会えない何かがあります。
反面、小学生たちの修学旅行中に起きた、香川県沖の海難事故。
先生の授業内容に合わせて、その場での思い付き、アドリブ的(?)に舵を切ったことで座礁してしまったのです。
航行の安全確認を怠ったのが事故の原因です。
被害者はもちろんですが、加害者(船長)に対しても不運な出来事だったと思うのです。
私が知る限りですが、舵を握っていた船長を、単に「加害者」ときっぱりと言い放つのもどうかなぁ?とためらってしまうのです。
後々記憶に残る充実した授業にして欲しいという、サービス精神や優しい気持ちとかが、惜しくも裏目に出てしまったのか?
先生と操縦士との間で示し合わせが出来ていれば、危険を回避できたのかも知れません。
もしかすると、授業内容以外の多岐に及ぶ職務に忙殺され、事前のミーティングが阻まれていたのかも知れません。
この場合だったら、旅行前に事前の打ち合わせでリモートネットワークを用いて欲しかった。
授業内容を外部に漏らす云々の問題ではないように思う。
だって、より充実した修学と、楽しかった思い出作りのための情報共有なのだから。
遠隔技術をどんな局面で用いるのが良いのでしょうか?
生成AIの活用についても、同じ悩みの種が付き纏っています。
家族で熱中症警戒アラートのニュースを観ていた。
「熱中症?俺は大丈夫!暑さに強いから!!」
そう言い放った瞬間、「いや、ただ年を取って鈍感になっただけ。」と簡単に言い返されてしまった。
トホホで情けないけど、正面から受け止めなければいけません。
その証拠に、巣くっていた脱水状態が、就寝後の予期せぬこむら返りとなって襲ってきたのだから。
普段の生活の中で、良かれと思って行っている健康への試み。
自分のからだのことは自分が一番知っているなんて、嘘っぱちに聞こえてしまいそうです。
時に健康対策の効果を顧みることは、自分が自分に送る情報提供だと思っています。
本コラムのロングバージョンはこちらから(SOily健康わくわくサイト)