column 健康コラム

2023.08.25 | 健康コラム

多種多様な潮流

電車が駅を出発する合図。
信号機の黄色の表示と同じ、注意を促す非言語のメッセージです。
山手線で“ご当地メロディ”を採用しているのは3駅だけです。
駒込駅で「さくらさくら」が流れます。
恵比寿駅は「第三の男」ですよね。
この曲を聴くと、一般的にビールを思い浮かべる方が多いと思います。
けど私は主演のオーソン・ウェルズがどこかで佇んでいる雰囲気を感じます。
そのむかし、「Happiness!」とブラウン管を通して私たちにつぶやく、彼の面影を思い出すから。
NウィスキーのCMに登場していましたよね。
高田馬場駅では2パターンの「鉄腕アトム」を聴く事ができます。

先日田端から山手線の内回り電車に乗った。降りるのは高田馬場。
考え事しながら車窓から外の景色を眺めていた。
「まだ池袋か…。次の次が高田馬場。未だ大丈夫。」そう思っていた。
何故か分からないけど、池袋を出発してから頭の中が空っぽになってしまった。
意識が周囲の状況に引き戻されるに連れて、次第に鉄腕アトムの曲がはっきりと聞えて来た。
我に返った瞬間だった。
ヤバい!乗り過ごす間一髪のところ、ドアが閉まる寸前に電車から降りることができた。
油断ってやつですね。
この年になっても、しっかりアトムに助けてもらっています。
“ご当地メロディ”をもっと増やすと、私のようなうっかり者には実用的です。
そして、なぜこの駅ではこの曲が流れるのだろう?と興味が湧いて来ませんか!?
ちょっと途中下車してみようとか、今度改札を出て散策してみようと思うかも知れません。
実際の地域をフィールドとした、“ご当地RPG(ロールプレイングゲーム)”だってあります。

観光客を呼び込むアイデアを駆使している地域もあります。
なんとかして社会の認知度をUPしたい。
訪れる人をひとりでも多く獲得したいと切望している自治体の試みです。
東京都では新しい車の図柄入りナンバープレートがお目見えします。
ソメイヨシノや東京タワーが描かれたデザインになっているそうです。
東京都は23の区と26の市、そして5町8村から成る。
もっとバラエティに富んだナンバープレートがあっても良いと思う。
それぞれの自治体がいろいろな方法でPRして欲しいですね。
海外からのお客さんの目に飛び込んで来るもの。
その全てが新鮮でびっくりする物や事でいっぱいにしたいですよね。
オーバーツーリズムには頭が痛い。
だけど、日本はいたるところがバラエティショーの会場であるかのように、魅力を発信して欲しいと思います。

お酒も従来通りの飲み方や酒類だけではありません。
健康を意識した程よい飲酒で、多種多様な潮流に乗りましょう。

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