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2023.09.13 | 健康コラム

昭和時代の“見慣れたシーン”を回顧する

喫煙所

自転車運転に反則金を適用するよう、警察庁が検討を始めている。いわゆる「青切符」を違反者に渡すわけです。
みなさん十分ご承知の通り、もともと自転車運転は免許制ではありません。安全を図れば年齢問わず、誰だって一般道を通ることができる。
そうなると、危険運転で反則金を払う対象となる運転をした場合、小さな子どもに対しても、いわゆる罰金を課すのでしょうか?
小学生や中学生、高校生だって無謀運転しています。
制度設計や運用方法に抜かりがあると、巷でトラブルが多発すること請け合いですね。
現場のおまわりさんの中には、「また面倒な規則を創ってくれたな!」と恨めしく思っている現場担当者も少なくない。
そう思うのは私だけでしょうか?

普段の移動手段を自転車から徒歩に替えたから、つくづく思うことがある。
道を歩いていると、けっこう自転車にヒヤリとする時があります。
自転車が凶器となり、重大事故に遭わないよう配慮しての制度改正は理解できます。
先ずは自転車の基本的な運転方法を、この機会に自らを正す必要があるでしょう。
小中高校生の運転する様子は気がかりだけど、それ以上の懸念材料があります。
アシスト自転車に子どもを乗せて走っているママさんライダーです。
そもそも物体が持つエネルギーは質量に比例する。電動アシスト自転車自体、バッテリーを積んでいるから結構な重量があります。
そこに子どもや買物品を乗せて、勢い付けて走る。だから、走行中のアシスト自転車が持つエネルギーは絶大です。
何かと忙しい身の上なのは分かるけど、スピード出して衝突されたら堪ったものではありません。
警報機が鳴っていない踏切。もちろん遮断機は下りていない。
「さあ、どうぞ早くお通り下さい。」と言っている様です(自分勝手な解釈ですみません)。
そこを自転車に乗って、一旦停止せずに勢いよく線路内に進入した場合は、一時停止義務違反で罰せられます。

昭和の頃と違って二人乗りもダメなのはご承知の通り。
この行為も青切符の対象になるのでしょうね。
時折、適当にリモコンでTV チャンネルを切り替えていると、昭和時代にヒットしていたドラマの再放送に目が留まる。
そんなドラマの一場面には、今となっては危険運転と見なされるシーンがある。
「俺たちの旅」では気心知れた者同士、当時としては友情あふれる象徴的なシーンが流れます。
自転車の2人乗りです。
毎回オープニングでは中村雅俊さん演じるカースケと、田中健さん扮するオメダがヨタヨタ、フラフラしながら2人乗りしています

時代の移り変わりで、当時社会に見過ごされていた数々の行為や習慣がありました。
昭和・平成時代には大目に見てもらえたことが、令和の時代ではダメなことがある。
法令化される事柄だってあります。
そんな一つ一つの事象は、意外とZ世代との話のタネになって、会話が弾むかもしれません。お互いを理解するきっかけにしたいですね。
昭和時代のドラマでは、たばこを吸うシーンは付き物だったし、見慣れた演出でした。
けど、あの頃は大らかな時代だったと、しみじみと回顧の念に浸ってよいのでしょうか?

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