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2023.10.17 | 健康コラム

時間と成果

世界がインターネットでつながってから随分経ちます。
それよりも前からデジタル機器が普及していて、どんどん便利な世の中に変わってきました。
デバイスとかガチェットと呼ばれるハンディ機器が溢れています。
例えば、情報系デバイスならスマートホンやスマートウォッチはポピュラーになって久しい。ポータブルゲーム機もデバイスですね。
産まれて此の方、これらの機器に囲まれている。
そしてスマホを基軸とした手間いらずの環境に慣れっこなのがZ世代です。
このところ、そんな世代にも当時のアナログ社会に浸透した、懐かしい製品に興味の目が注がれています。
ひと手間ふた手間掛けることに新鮮さを感じているようです。
手間はそれなりの時間を要することです。
今日日の若者は、何かとタイムパフォーマンス(タイパ)にこだわる世代。
だけど気に入ってもらえる古き良き財産があるってわけです。
写真はスマホで写して、即SNSに投稿する時代。
スマホそのものも最新機種が市場にリリースされるスピードが早い。
だから旧タイプのデジカメだって珍しく思うでしょう。
さらにフィルムに画像を写し込み、そして現像して画像化させる使い捨てカメラ。
光の遮断が甘くて、写真に影が入り込んでしまう場合もある。
それが返って独特の持ち味を醸し出すのです。
液晶ディスプレイや有機ELディスプレイとは違う、一見鮮明度が落ちた画質が目新しいのでしょう。
カメラ屋さんにフィルムを出して、写真が出来上がるまでの時間が待ち遠しかった。
レコードやカセットテーブが注目されている。
レコードは33回転とか45回転のプレイヤーに、カセットはデッキに、いちいちセットしなければいけない。
そしてレコード針を置くとか再生ボタンを押し込まないと曲が流れてこない。
他の曲を聴くにはそれぞれの音楽メディアを交換しなければならない。
A面B面を再生するにはひっくり返す作業が必要でした。
だけどレコード針から伝わって来る微かなノイズに、これから流れる曲に期待感が膨らんだものです。
楽曲が流れるまでのひと手間があるからこそ、味わうことが出来る感情と言ってもよいでしょう。

今、初代ファミコンの復刻版が人気ですね。
ロールプレイングゲームのドラゴンクエスト。
初代ドラクエは20文字、ドラクエIIは52文字の「復活の呪文」があった。いわゆるリスタートするための暗号です。
これをちゃんと書き留めておくことは絶対に必要だった。
一字の誤入力でも命取り。間違っていると、ゲーム中断前の段階・場面から再開できなくなる。それまでの冒険・苦労が水の泡となってしまうのです。
だけど、その面倒臭さが、エンディングを迎えた時の言いようのない感動に浸ることができた。(笑)
オールドファンのみならず、Z世代も共感しているのかも知れません。
「復活の呪文」はスマホで一発保存しちゃうでしょうけど・・・。

・写真が出来上がって、みんなで回し見できるようになるまでの時間。
・お気に入りの曲を楽しむまで待ち侘びる時間。
・コンピューターゲームのエンディングを拝むまでの、面倒な操作に費やさなければならない時間。

煩わしい作業のその先には、納得できる成果が待っているものです。
一日が始まる朝の時間は貴重です。
時間が惜しいくらいルーティンワークが目白押しです。
その中には歯みがきがあります。
歯のブラッシングは省略してはいけません。

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