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2023.12.20 | 健康コラム

健康的な生活に欠かせない、日の光

学生さん達が就活する上で心得ておくべきこと。
社会人としてのマナーや常識、新社会人となった時の気構え。
良い事や悪い事例、推奨される行いやふるまい、控えるべき行動等々。
いろいろなメディアや諸先輩方が解説されています。
そんな指南役にどう付いて行けばよいのか?
当事者たちは、きっと面倒臭さを感じているだろうと思ってしまいます。

先日新聞を読み進めていたらドキッとする記事がありました。
日ごろ自分自身に欠けている配慮や行動がそこに記されていた。
特に相手に対して避けなければならないことが当てはまったのです。
既に社会に出て積み上げた経験は、それなりに価値がある。
けど、教訓は薄れがち。世間慣れの態度は油断禁物で、その人の真価が見透かされてしまうものです。
私も自己省察の戒めを突き付けられました。
「先ず隗より始めよ!」を忘れてはいけませんよね。

各企業のWebサイトには、メールでのお問い合わせ等のフォーマットがあります。
バナーにある「お問い合わせ」ってやつです。
「こちらから返信がなければ、恐れ入りますが再度お問い合わせ下さい。」とか
「直接担当部署までお電話下さい。」などといった但し書きが散見されます。
それを読んで思うのです。
率直に言って、受ける側の態度として良くありません。
サイトを設けて公開するのは何のためでしょうか?
最終的に顧客満足度を上げたいからですよね。
常識を逸脱した内容や、問い合わせページを設けた主旨に反する要件は別です。
それを加味した上で、やっぱりWebサイトにアクセスしてくれた上に、
お客様の声をわざわざ届けてくれた方々に失礼です。

eメールのやり取りだってそうです。
お問い合わせ・要件の内容に対して、ただ一通のメールで100%納得してもらえることは難しい。
時間を掛けずにはっきりと言えることと言えないことがあります。
慎重に対応しなければならない、複雑なケースもあります。
どこかの国会議員と違って、回答を簡単に撤回するような気構えではいけません。
けど、全て責任持てる返答を、瞬間的に発信できません。
だから尋ねる側にも許す余裕を設ける必要があるのかもしれません。

働き方改革に付随する、繋がり易くなったけれど繋がりたくない権利を侵害してまでも、
業務を遂行しろ!と言っているのではありません。
しかし、最終的な返答に至る、前段階としての見解は伝えるべきです。
問い合わせを受理したことから始まって、途中経過とか現段階に於ける見解等です。
問い合わせの内容が苦情(クレーム)だったら、尚更です。
現時点でのトラブル解消に向けた見解や各作業の進捗状況を、
その都度お知らせするのが当たり前と思わなければなりません。
「検討します。」とか「念頭に置いて対応します。」という常套句を発信しておしまいにする。
中にはそれっきりの無しの飛礫がなんと多いことかと思う。

自分の意思を相手に伝えるにはパワーを要します。
そしてメールの送信ボタンをクリックした人は、その時点で「待ち」の立場になる。
概して人は待たされることに苦痛を感じます。
だから余程の内容でない限り、自分が蔑ろにされた立場を想定しつつ、対応するべきだと思うのです。
しかもレスポンスは、出来るだけ早いに越したことはありません。

待ちの状態が続くとイライラして来ます。
けど、ちょっぴり心に余裕を持つことも必要ですよね。
高齢者に対してついつい急かしてしまいがちになります。
そっとしておくべき場面がある。
うとうとしているその時は、おじいちゃんおばあちゃんにとって至福の時なのです。

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