column 健康コラム

2024.03.15 | 健康コラム

身体活動の状態を知る

年明け早々、家族がカンピロバクタ―食中毒にやられた。
酷い発熱や下痢、吐き気などの症状に苦しめられた。
食欲なんてあろうはずがない。
だから栄養を取らなければ、身体が衰弱する一方だった。

そこで病院から処方されたのが、飲むタイプの経腸栄養剤。
摂取量が少量でも高カロリーの栄養剤だ。
幸いにもその全てを飲み切ることなく、どうにかこうにか快方に向かってくれた。
幸先の悪い年始となってしまったが、気持ちをリセットして日々過ごしています。

残った栄養剤は3缶。
有効期限は今年9月迄。
健康な人が清涼飲料水みたいにゴクゴク飲むものではありません。
だからそれらをどう始末したら良いのか?困ってしまった。

それから1ヶ月後。
まさか自分がその栄養剤のお世話になるとは思いもしなかった。
新型コロナの主訴は高熱と喉の痛みだった。
発熱よりも咽頭の不調の方が長引いた。
辛かったですね!
喉を遣られると水分すらまともに飲めません!
唾液も容易に飲み込めなかった。
それもそのはずですよね。
炎症を起こしてヒリヒリしている患部(粘膜)が、直接刺激を受けるわけですから。
温度による知覚過敏も痛みを増す要因だったのでしょう。
傷口に塩を擦り込まれる例えがピッタリ。
だから残りの栄養剤が力強い援助となった。

結局1缶だけでしたが助けられました。
それにしても「渡りに船」でしたね。
病と闘っていた私にとって、申し分ない支援品。
要望に対してみごとに応えてくれたのですから。

ロシアによるウクライナ侵攻で、日本の首相も現地を訪問した。
戦争中の当事国に広島の「必勝しゃもじ」を持ち込みましたよね。
日清・日露戦争で広島の厳島神社に奉納した縁起物ですよね。
敵を「召し捕る」と「飯取る」の語呂合わせは、広島カープファンなら格好の応援グッズでしょう。
けどウクライナの人々に対して、気の利いた励ましになったのか?
謂れや価値を理解して、そして受け止めてくれたのでしょうか?
もちろん国が違えば文化、思想等も異なります。
しかも直面している現状は、支援する側とされる側では大違いです。
訪問先は戦時中。
しかも戦況は厳しいと言わざるを得ない国です。
“お国柄”なんてどうでもよいのでは。
果たしてその持参品がふさわしいと言えるでしょうか?
理解に苦しむ人は私だけではないと思うのです。
ウクライナ政府が、再び日本の首脳をウクライナに招待しているとか。
お願いだから、これ以上不似合いな物をわざわざ持参しないで欲しい。
日本国内に於ける施政のチグハグさと言う「火」に、「油」を注いでしまうかもしれませんよ。

人が感謝する時ってどんな時でしょうか?
供与される物や事が現状と適合・マッチする。
痒いところに手が届いた時のような、「使えるね!」と思う瞬間です。
そんなチャンスに恵まれると素直にうれしくなる。
そして感謝する気持ちが湧いて来ます。

お願いごとや要求の中身と、働きかけに対する適合・フィット感って大切です。
もしも願い事が叶うなら、“ドンピシャ”がイイですね。

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