2024.09.25 | 健康コラム
親和性を生み出す共食
年号が替わってから、事ある毎に下記文言が頭を過る。
自分を諭すかのような詞、「今は昭和でもなければ平成でもない。令和の時代なのだ」
5年に1度の財政検証が公表されました。
過去30年と同様の経済状態が続いた場合と、経済成長や労働参加が好調に続いた場合の検証です。
この前提がくせものです。
グローバル社会で対岸の火事では済まされない国際社会の情勢変化。
少子高齢化に伴う人手不足等がどんどん進む令和の時代。
将来像を描くには、条件を定めなければ想定できません。
しかし、想定をはるかに飛び越えた事象、今までに経験したことのない現象云々。
激変・急変する世の中では検証だって信用できません。
・年を取って現役を引退したら、年金で細々と暮らす。
・支給される年金で何とかなる。
・そうできなかったら、国や自治体が何とかしてくれるだろう。
この「何とかなる」は、ポジティブな元気付けの励ましならば受け入れたい。
けど、結局自分で何とかしなければならないのです。
これまでの年金に対する考え方を変えなければなりません。
そんな切実な思いから、私は自分なりの気構えを生活に反映させているつもりです。
年金に頼り切った老後の考え方では、もはやダメなのです。
年金の目減りは当たり前で、経済的生活基盤として弱々しい。
国の政策は当てになんかしてはいけないから、年金は無いものと肝に銘じる。
アグレッシブにポジティブに挑むのです。
自分が納得できる運命を辿る。
但し、もらえるものには遠慮しませんよ。
だって、これまで社会を支える立場として、国民の義務を正直に果たしてきた。
そしてこれからも果たそうと思っているのだから。
ボランティアもワークライフバランスの概念をもっと取り入れるべきです。
今の時代に即して考え直す段階にきているのです。
そうすれば募集する側の募り方も変わるし、請け負う側もスムーズに受け入れやすくなるのかもしれません。
昔で言う「隠居生活」の期間は短くてよい。
経済社会との係わりがより広くて深くなってきた。
逆転の発想として、社会がシニアを必要としていると解釈するのです。
だから自治体や慈善団体が募る“ボランティア”と称する活動を担う参加者や会員が、実生活も維持できる、
参加しやすい条件を提示するのです。
率直に言って、雇用形態を取り入れたボランティア活動を推進するのは如何でしょうか?
「有償ボランティア」ですね。
業務に注ぎ込む善意と報酬の要素が溶け合い、責任感ややりがい感が醸成すると思います。
大事なのは、ビジネスとプライベートに線を引かないこと。
自分が没頭できる、楽しいと思う活動を、私生活の中だけに偏在させないことです。
両方のシチュエーションで打ち込める“何か”を創り出すことがたいせつです。
敢えて“仕事”と思う生活活動を無くすことでもある。
生きる中でメリハリとかアンバランスなんて無くて良い。
食事、特に共食のメリットは、肉体への栄養補給だけではない。
心にも安心と言う栄養を届けてくれる。
バランスの取れた健康をもたらしてくれるのです。
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