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2024.09.25 | 健康コラム

タバコの自販機

東京都下に位置する「武蔵野」と呼ばれている地域は、どの辺までを指すのでしょうか?
諸説あります。

国木田独歩の「武蔵野」や大岡昇平の「武蔵野夫人」の舞台とも言える 、“はけ” と呼ばれる段丘崖がある。
だから私が住む地域は、この武蔵野に位置していると言える。
その訳は、そのはけに沿ってジョギングしているからです。

昔々江戸の町民たちののどを潤した玉川上水が、武蔵野の台地を流れています。
玉川上水に沿って五日市街道が走っている。
春になると、名勝小金井桜が咲き誇る並木道に。道行く人は目を奪われてしまいます。
送迎ドライバーの私としては要注意なのです。

残念ながら歳を取って枯れていく小金井桜も多いという。
確かに小金井薄紅桜の原木は2016年に枯死してしまった。
ちょっぴり寂しいとは思う。
だけど今も原木の切り株の前で、ストレッチ運動してからだをほぐしています。

2024年3月22日配信の読売新聞オンラインによると、小金井桜が国の名勝に指定されてから100年になったそうです。
もちろん桜並木の保全活動が求められます。
なんとかして小金井桜を後世に残そうと、地元農業高校生が自治体とタッグを組んで活躍しているという。
具体的作業内容は接木や植樹だ。

小金井桜は淡いピンクの花びらと、新緑が清々しい葉桜を併せ持つ。
玉川上水沿いを彩っています。
玉川上水の土手(堤)のメンテナンスは、小金井桜のためだけではなかったのです!
思わぬ吉報を届けてくれたのです。

小金井市観光まちおこし協会のまろん通信 Vo.3380の記事に目が留まった。
小金井桜の眼下に絶滅危惧種の「アマナ」という、可憐な花を咲かす野草も復活したそうです。
生徒達と地域の人たちの努力の賜物でしょう。

悪乗りですが、ひとつ提案です。
みなさんご承知の通り、コアラはユーカリの葉を食べます。
ユーカリと言っても幾つもの種類あり、コアラはその中でも限られた種類しか食べません。
けっこうグルメなのかもしれませんね。
カイコに与える桑の葉のようには行かない。
なので、コアラのエサとなる特定のユーカリ栽培も、動物園の飼育員に課せられた任務なのです。
わざわざユーカリ専用の大きなビニールハウスの中で育てています。
飼育員は、担当している動物そのものの特性を知ることは当然です。
加えて、植物に対する知識や育成も要求されるのですね。

そこで農業関連の生徒さんや学生さんの協力を仰ぐのです。
もちろんクリアしなければならない事情があるでしょう。
けど、総合的で質の高い学習,持続可能な取り組み事例につながる!?と思うのです。

新しい取り組みを試してみる。
ちょっと冒険してみるのも良いと思いませんか?
だけど、行動に移す前から直ぐに結果はどうなる・・・と不安を呷ってしまう。
修正しながらより良い事業に育てたい。
けど目に見えないものに不安を抱き、行動することを躊躇する。
程度はあれ、誰もが抱く感情なのでしょうか?

日本人は目の前の現物・現象でないと、なかなか信用しようとしないし、しようとも思わない。
ところが、よく分からない慣例を重んずる。
そんな価値観が根強い国民性なのかもしれません。

だからタンス預金、要するに現生(現金)が大好き。
巷が新紙幣の発給を歓迎しているように見受けられます。
その反面、自動販売機の対応におおわらわ。
新紙幣の発行で思わぬ朗報(?)が飛び込んできました。

健康日本21の気運が追い風となって、喫煙率が低下の一途を辿っている。
たばこ産業はコスト削減等の業務の効率化が課題です。
新紙幣の流通を機に、紙巻きたばこの自販機が削減される可能性が出て来ました。
生活習慣の改善に取り組む上で、嗜好の見直しは重要です。
嫌煙家の私です。
率直に言って、たばこの入手方法が減ることは大歓迎なのです。

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