2024.10.31 | 健康コラム
ノンアルコールは強い味方
多様化が進めばそれだけニーズが生まれ易い。
今の時代を反映するかのように、最近「○○代行サービス」という業態をよく見聞きする。
「代行サービス」と聞いて真っ先に思い付くのは「自動車運転代行サービス」。
昭和期からありましたよね。
ちょっと自分の世代を感じてしまいます。(笑)
お酒を飲むつもりなんて全く無くて、車でちょっと立ち寄った親戚の家。
話しに華が咲き、調子に乗って一杯誘われる。
「いやぁ~それは困ったな。今日は車で来たから・・・。」
「そんなこと言わずに!お酒飲んだって、代行頼めばいいじゃないか!!」
こんなやり取りをよく聞いたものです。
困っている人を助けるサービスは結構なこと。
だけど、何の代行をお願いするのか。引き受けるのか・・・。
最近話題の代行サービスは、自動車運転代行とは事情が違うようです。
ある企業に入社したいから試験を受けるわけですよね。
けど、入社試験に合格した会社に対して、新規就職内定の辞退を依頼するお任せサービスがある。
そして務めていた会社を退職したい意向を伝えてもらう代理サービスもある。
特に後者は需要の高まりもあって、サービス料がつり上がっているらしい。
何万円も掛かる業者があるというから驚きです。
引け目を感じて、後味の悪い思いが湧いて来そうなサービス内容なのかもしれません。
そんな代行サービスです。
だけど、実際代行を依頼する側は、そんなに後ろめたい気持ちなんてないのでしょうね。
そこまで踏み切らざるを得ない、余程の事情があるのなら話しは別ですけど。
それにしても代行、身代わりサービスに見舞われた側はどう思うでしょかね?
とにかく一抹の不安が過るサービスです。
ハッキリ言って前述のサービス、
私としてはすんなり受け入れることができそうにありません。
当事者としても利用することなど無いでしょうね。
少なくとも自分の執った行動に対して、自分自身で決着付けるべきです。
自分のケツは自分で拭けということです。
よっぽど良識のない相手だったら、駆け込む先が違ってきます。
人にはそれぞれ諸事情ある。
だけど、対峙する相手に対してお行儀の悪い所業で、
飛ぶ鳥後を濁すことは避けたいですね。
それまでお世話した、された人たちから惜しまれつつ辞められれば、それが本望です。
自分の手を煩わせることなく、交渉相手に直接気を遣う必要もない。
事態の対応~後処理を、お金を払って業者に任せるサービス。
実際にややこしいことにならない、便利だと言えばそれ迄です。
だけど、ともすれば自分自身の責任感から来る行動なのか?を顧みる、
貴重な機会を逃しているのかもしれません。
事態を他人任せにして、クールにやり過ごしてはいけない場面もある。
物事には正々堂々と節操を持って、
直接対処しなければならない局面が絶対にあるはずだ。
もうひとつ。
自分の親族の「介護」、「看取り」、「納骨」までを代行するサービスも登場しているとか。
軽率な見方かもしれませんが、恩知らずとか薄情者と言われてしまいそうです。
しかしそんなサービスに頼らざるを得ない。
多様な情況を生み出しているのが令和の時代なのでしょう。
何はともあれ、社会は自分一人で成り立つわけない。
逆に自分がそうされたら・・・と思う気持ちは大事なことです。
蔑ろにしてはならないのです。
『気は心』の精神を持ち続けたいですね。
お酒上戸には物足りないかもしれないけど、下戸も気は心の思いでいると思う。
気分よく健康的な空間を共有できる策(?)があります。
本コラムのロングバージョンはこちらから(SOily健康わくわくサイト)