column 健康コラム

2025.01.14 | 健康コラム

ゴクゴクとチビチビ

JR京浜東北線。
何故か?下り電車に乗っていると、他の路線に比べて多くの緊急停車に見舞われてしまいます。
「緊急停止を知らせる信号を受信しました。只今安全の確認中です。
暫く停車します。お急ぎのところ申し訳御座いません。
発車まで、暫くお待ちください。」

けど、すぐ隣の線路を走る上り線は快調だ。
我々の電車の前を走る車内で、具合が悪くなった乗客の救護のために停車したのか?と思う。
暫くしてまた車内アナウンスが流れる。
「踏み切りを渡り切れない歩行者がいらっしゃいました。
安全確認がとれましたら発車致します。今暫くお待ち願います。」と。

そこでまた思う。我々の下り電車だけでなく、上り電車も同じ踏切を通過するはず。
さっきすれ違った上り車両も止まるはずでは?と。
上り電車がその踏切を通り過ぎてから起きたトラブルだったら、こちらだけが停まってしまうのもアリか?
タイミングが悪かったのかな??
だけど、実際には私が乗っている電車だけが止まっているわけ。
いろんなことが次から次と頭の中を駆け巡る。
細かいことでどうでもいいのだけれど、その内イライラして来る。

ようやく「安全確認が取れましたので、まもなく発車致します。お立ちの方はつり革手すりにおつかまり下さい。」
運転再開の手順があるらしく、それでも発車まで間が空くのです。
不運にもここ最近遭遇するトラブルなので、居ても立っても居られなくなる・・・。

このカリカリする気持ちは、フラット・アーサーズの入口なのかもしれません。
フラット・アーサーズは肉眼で見ることを信じる。
いくらしっかりとした科学的な根拠があっても、信じきれない受け取り方の人を指す。
自分の目、耳、鼻、そして肌で直接現場を確認したり、実体験しなければ納得しない。
だからイライラの感情が積もるのです。

社会から受ける様々なストレスを和らげようと、巷には幾つもの方策が取られている。
何と言っても、現状を知らせるための分かりやすいアナウンスは必須だ。
歩行者用信号機の横に、赤から青に変わるまでの残り時間を示す表示を見ますよね。
これもじれったい思いを沈めるための仕掛けでしょう。
待たされるイライラが頂点に達して、咄嗟に車道に飛び出して事故に遭うケースがある。
ドライバーにとっても気の毒で、予期せぬ事故を防ぐ手段です。
信号待ちのストレス緩和に有用だと思う。

人は自分の欲求をできるだけ早く満たしたいと願う。
だから、待たされること、後回しにされることを嫌う。
時間が掛かってもそうするしかないのなら我慢しなければなりません。
忍耐力を強化したいですね。

前述の歩行者用信号機。
砂時計のようですよね。
忍耐力の強化トレーニングと思いましょう。
物理的だけでなく、精神的なボトルネック(健康への配慮)があると、心身に有用なお酒の飲み方になるかもしれません。

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