2025.01.27 | 健康コラム
たばこの弊害
AIを用いてスポーツ競技を判定する技術が注目されている。
微妙な判定をコンピューターに任せるのです。
ラインの内測に入ったか?それとも出たのか?タッチが早いか?遅いか?等、
チャレンジの権利を行使する場面をよく見るようになりました。
それだけではありません。
このAI判定技術は体操競技を始め、技の完成度を追求するためにも用いられている。
選手のスキル、実力が伯仲している現状に於いて、必要な手段なのかもしれない。
判定基準やルールの改定、評価方法が変更されていく。
そんな中、最近フィギュアスケートの演技で気になることがあります。
要所で口を大きく開けたり、眉間にしわを寄せたりする選手が目に付くようになったことだ。
何年も前の選手たちは、無表情で淡々と自分の演技、プログラムをこなしていたように記憶しています。
フィギュアスケートには『自由演技』の前に、もうひとつの種目が選手に課せられていました。
『規定演技』(課題の図形をどれだけ正確に描くか?
更にその時の選手の姿勢も競う種目)がありましたからね。
苦しいやら辛いやら、はたまた切ないやら。顔の表情にさまざまな想いを込めて滑っている。
演技の流れに沿って、見せ場(?)を演出している様です。
滑走している選手を“演者”と呼んでも良いでしょう。
顔の表情を武器に、見ている者の感性を刺激している。
観戦している側も結構めり込む。
競技会場全体や個々のご家庭も選手の作る世界に引き込まれます。
実況アナウンサーが「魅了する」と言い表しますね。
フィギュアスケートの採点に関するサイトを読んでみると、
チェックポイントが細かいことに驚かされる。
顔の表情は演技構成点の要素のひとつ、
「パフォーマンス」に関わっているようです。
自分の演技に観客をどこまで引き込むことができているか?
もうひとつの要素、「構成」にも関連しているように思う。
このように表現力の豊かさは採点数にも影響するようだ。
だから顔の表情は競技の上では有効な印象付けのテクニック、
芸術点の加算を狙っているのかもしれません。
メダル至上主義を貫くのも結構なこと。
特にトップアスリートは、それが目標です。
だけど、フィギュアスケートという『競技』として、
選手たちは採点されるわけです。
決してアイスショーに出演しているのではありません。
良い悪いは別です。
時代が移れば選手の表情、流れる曲に乗ったからだの使い方等が、評価の対象と
なっていくのでしょうか?
これらのポイントを元に人間がどう思って評価し、そして感動するか?
ルールや表現方法も変わる。
人工知能、AIが勝敗に関与する範囲が広がるばかりでは面白くない。
心には残らないと主張したい。
人が感動するという領域にAIが入り込む。
そんなことなどできないままで居て欲しい。
何はともあれ、記憶に残るシーンを生み出してくれる選手が好きです。
演技中は運動量と緊張の度合いが絶頂となる。
そして口を大きく開ける演技が組み込まれている選手もいる。
きっと口腔内がカラカラでしょうね。
演技が終わったらしっかりとオーラルケアしてください。
口の乾きは口臭の原因です。
そんなこと大きなお節介、いらない心配はご無用ですよね。
たいへん失礼しました。
それよりも口や髪の毛、衣服から、臭いが振り撒かれる嗜好がある。
さまざまな分野の“健康”をかき乱す『喫煙』です。
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